法人口座に関して

法人口座を作ってみたいけれど、詳しい事柄は何一つ知らないという方も多いと思います。ここでは法人口座の簡単な概要やデメリット、各種のメリットに関して説明していきます。これを閲覧して法人口座についてもっと知ってみてください。

法人口座の開設に必要なもの

法人口座を開設するにあたって、必要なものがいくつかあります。ここでは法人口座開設に必要な商業登記簿謄本や会社定款、印鑑証明書について一つ一つ述べていきます。これら必要なものを準備する手助けになれば幸いです。

印鑑証明書を準備しておこう

印鑑証明書とは何か?

株式会社などの法人が金融機関で法人口座を開設しようとする場合に、必ず求められる書類の一つに、印鑑証明書があります。この印鑑証明書というのは、会社の代表者の印章が真正なものであるということを示す書類であり、個人の実印に相当するものです。印鑑証明書は、公的な書類であり、誰もが簡単に作成できるわけではありません。取得するには代表者印を作成して、それを法務局に登録する必要があるのです。なお、代表者印にどのような刻印をするかについては特に決まりはありません。一般的には「社長之印」といったものが多いのですが、それ以外の刻印でも構いません。ただし、ビジネスで用いることを想定すると、あまりに奇抜なものは避けた方がよいでしょう。

印鑑証明書が求められる理由とは?

このように代表者の印章であることを示す印鑑証明書が、法人口座開設時に金融機関から求められるのには理由があります。金融機関としては、開設された法人口座がマネーロンダリングなどのために悪用されないようにしっかりと管理を行う必要があるため、口座開設においては申請者が実在する法人であり、その代表者が正当な権限のもとに開設の申請を行っているということを確認しなければなりません。そのため、申請書に押された印章が確かに代表者のものであるというのを確かめるために、公的な証明書類である印鑑証明書の提出を求めているというわけです。なお、印鑑証明書は基本的には3か月以内に発行されたものが必要となるケースがほとんどですので、普段から何枚か在庫を用意しておくと良いでしょう。